HOME > 海外出張記 > フィレンツェ探訪 第8回 ヴェッキオ宮殿
2007年10月12日
フィレンツェ探訪 第8回 ヴェッキオ宮殿
フィレンツェ中心部のシニョーリア広場には、ヴェッキオ宮殿という建物があります。かつて、フィレンツェ市の庁舎として14世紀に建てられました。なんと、この建物は今でもフィレンツェの市庁舎として使われているのだそうです!ポンテ・ヴェッキオのところでお話した「ヴァザーリの回廊」は、このヴェッキオ宮殿から約1キロ先のピッティ宮殿までつながっています。

遠くからも見える高さ94mの塔が目印

宮殿があるのはフィレンツェの政治・社会の中心地・シニョーリア広場

大変重厚感のある建物です。
この建物には「五百人の広間」という大会議室があり、ヴァザーリの回廊を設計したジョルジョ・ヴァザーリの壁画が描かれているのですが、ここは当初の計画では一方の壁にレオナルド・ダ・ヴィンチが、反対側の壁にミケランジェロが壁画を描く予定でした。結局、2人とも制作途中でフィレンツェからは離れなければならなくなり、未完に終わってしまったのですが、もし完成していたらどんな絵になっていたんでしょうね。
その代わりというわけでもないんでしょうが、ヴェッキオ宮殿の外壁にはミケランジェロ作と言われている落書きならぬ「落彫り」が残っています。

これがミケランジェロ作と言われる顔
ヴェッキオ宮殿の近くにいたミケランジェロが、広場を行く1人の男を見て創作意欲をかきたてられ、誰にも気づかれないよう後ろ手にヴェッキオ宮殿の壁に彫ったのがこの顔だという伝説があるそうです。フィレンツェでは立派な美術館に収められた作品だけでなく、観光客が絶えず往来するところにある、こんなところにも巨匠の面影が残ります。ルネサンスを代表する偉人が、まるでさっきまですぐそこにいたかのような錯覚さえ感じさせるところが、フィレンツェのすごいところですね。
ちなみに、社会科の教科書でもおなじみのミケランジェロ作「ダビデ像」は、フィレンツェのアカデミア博物館に収蔵されています。もともと、この像はヴェッキオ宮殿の入り口脇に置かれていたのですが、現在はもとあった位置にレプリカが置かれています。

1910年に置かれたレプリカのダビデ像
投稿者 royce : 2007年10月12日 11:38
« ピスタチオたっぷりの板チョコレート | HOME | アーモンド入り板チョコレートの奥深さ »
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://rb.e-royce.com/mt/trackbackroyceblog.cgi/957
ブログの更新情報はこちら


