2007年10月29日
2年半の間、ありがとうございました!
開設以来、2年余りにわたってお送りしてまいりました「北海道発チョコレート工場のブログ」ですが、このたび、しばらく更新をお休みさせていただくことになりました。これまでの間に、お菓子や国内外のさまざまな話題を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか?

更新はお休みしますが、過去の記事は見ていただくことができますので、ぜひご覧いただければと思います。左の「カテゴリ」の中から「チョコレートどうでしょう」を選ぶと、ロイズのお菓子の記事だけを、「きょうのチョコレート工場」ならその他の話題だけを読むことが出来ます。個人的に気に入っているのは「地球の食べ歩き方」というカテゴリ。ロイズのスタッフが訪れたさまざまな国で出会った珍しい食べ物・飲み物の話題を集めています。

フィレンツェで
そのほか、「あー、あの時、こんな記事を見たような気がするんだけど思い出せない」といったようなことでお探しのものがあれば、たとえばGoogleの場合なら検索窓に
「site:http://rb.e-royce.com (検索したいキーワード)」
と入れると、ブログの中だけを検索することができますので、試してみてくださいね。
私事ですが、家の事情で来月から郷里に戻ることになりました。これまでブログをご覧頂いた皆様、トラックバックをくださった皆様、そして道外の北海道物産展に出張したときなどにお声をかけてくださった皆様、本当にありがとうございました!そして、これからもロイズをよろしくお願いします!
2007年10月26日
フィレンツェ探訪 第11回 またフィレンツェに来られますように
フィレンツェ市街にある市場には、こんなイノシシの像があります。

ポルチェリーノ(子猪)と呼ばれているそうです。鼻のところだけ色が違いますが、これは、この像の鼻をなでて口にコインを入れて、舌を滑らせるように落として下にあいている穴(角度的に若干コインが入りづらくなっている)に入れば、またフィレンツェに戻ってこられる、と言われているからなのだとか。トリノの牡牛のレリーフみたいですね。

大勢の人になでられた鼻だけピカピカになってます
私も「フィレンツェに戻ってこられるように」と念じながらコインを落としました。チャリーン!(外れる音)「は、外れた・・・!もう一回!」チャリーン!「もう一回!」「もう一回!」・・・結局、5回目ぐらいでようやくコインは穴の中へ。多少、力づく感がありましたが、成功すればいいんです、成功すれば。

ちなみに、願いを込めたイタリアの1ユーロコインには「ダ・ヴィンチ・コード」でもおなじみ、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」が描かれてます
フィレンツェには1週間近く滞在しましたが、昔の町並みがそっくりそのままといっていいレベルで残っていることに驚きました。道を走る自動車や歩いている人の服装などをのぞけば、ダンテやミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチが見た風景とそう大差ないような風景があちこちで見られるんですから。

もともとあった位置に復元された「ダンテの家」

観光客の姿が絶えることがありません

治安の悪いところさえ避ければ、夕方の散歩も楽しい町です。

夕食の後には、グラッパ(ブドウの搾りかすを発酵させてできたアルコールでつくった蒸留酒)やリモンチェッロ(レモンのリキュール)がまた美味い!
滞在中のあるとき、アルノ川を渡ろうとすると、虹が見えました。

フィレンツェの空にかかる虹は、北海道の大地で見るそれとはまた違った美しさで、私たちもしばらく見入っていました。
(完)
2007年10月24日
ロイズといえば生チョコレート
ブログでは毎月、限定生チョコレートのご紹介をしていますが、今回は通年販売している生チョコレートのお話です。ロイズはチョコレートだけでもたくさんの種類をつくっていますが、その中でも代表格を挙げるとすれば、やっぱり生チョコレートだと私は思います。新鮮な生クリームをたっぷり使い、無数にある選択肢の中から最適なものを選び出したチョコレートと、誰もが名前を聞いたことがあるような世界の銘酒を合わせて生み出したこの味わい・口どけが、生チョコレートの自慢です。

通年販売している生チョコレートは5種類あるんですが、それぞれとても個性的です。
まずは[オーレ]。ミルクチョコレートと生クリームの相性のよさを感じていただけます。生チョコレートの中でも、一番幅広く、多くの方にご愛用いただいているタイプだと思います。この[オーレ]と[ホワイト]には、風味付けにチェリー・マルニエというリキュールを少しだけ使っています。

[ホワイト]はコクとクリーミーさが自慢。私の知っている方の中には「ホワイトチョコレートは少し苦手だけど、生チョコレート[ホワイト]は好き」という人も多くいらっしゃいます。ホワイトチョコレートパウダーをまぶしているので、私はこの生チョコレート[ホワイト]を見ると、北海道の雪原をイメージしてしまいます。

[マイルドカカオ]は洋酒を一切使っていません。ですからカカオの豊かな風味とミルクのコクをたっぷり味わっていただけます。お酒がとっても苦手、という方も、お子様とご一緒でも楽しんでいただける生チョコレートです。

[シャンパン(ピエール・ミニョン)]には、正真正銘のシャンパンが使われています。ロイズのe-shopでもお買い求め頂けるピエール ミニョンというブランドのシャンパンは、知る人ぞ知る名品で、素材としても絶品。生チョコレートの中でも存在感を示し、口の中でゆっくり溶かすとさわやかに香ります。
[ビター]はブランデー「ヘネシーV.S.O.P」を使っています。高級感のある重厚で上品な味と香り。落ち着いた、大人好みの生チョコレートの代表といってもいいと思います。
実は、北海道内だけでごくたまに生チョコレートのテレビCMを放映しています。[オーレ]篇、[マイルドカカオ]篇など、それぞれのバージョンがあるんですよ。ロイズのウェブサイトには、これらのテレビCMを見ることが出来るコーナーもありますので、こちらからぜひ一度ご覧ください!
そういえば、お使いのパソコンの環境によってはこのブログを見ているときにURLを入れる枠に表示される生チョコレートのアイコンの色が次々と変化していくのが見えるかもしれません。このアイコン、レギュラーの生チョコレート5種類をアニメーションで表示しています。ブラウザのバージョンや種類によって見えない場合もあるのでご紹介します。
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こんな感じに見えます。
2007年10月22日
フィレンツェ探訪 第10回 トスカーナはワインのふるさと
イタリアにはさまざまな美味しいものがありますが、忘れてはいけないのがワイン。なんといってもイタリアは、ワイン生産量でフランスと世界1~2位を争うほどのワイン大国なのです。
イタリアは全土にわたって気候がよく、ワイン用のブドウ生産に適しているため、各地方に自慢のワイン銘柄があります。数多いイタリアワインの産地の中でも特に有名なのがフィレンツェを州都とするトスカーナ地方ではないでしょうか。温暖な気候を生かして、トスカーナではさまざまなワインがつくられています。
今回、その中でも特に有名な産地の一つ・キャンティ地方のとあるワイナリーにお邪魔してきました。フィレンツェから車で1時間ほど。広大なブドウ畑が広がる中に、ワイナリーの建物が見えてきました。

ワイナリーの所有する畑がはるか彼方まで続いていました
案内してくださった方によると、ここは非常に歴史のあるワイナリーで、570年以上もの伝統を誇っているそうです。キャンティ地方だけでなく、イタリア国内に別のブドウ畑を所有しており、気候の違いにより異なった味わいのワインをつくっているのだと教えてもらいました。
ブドウ畑を案内してもらったとき、ワイナリーの方が「向こうにシエナの町が見えます」と言いました。目を凝らすと、ブドウの葉の緑のはるか向こうに、町らしきものが見えました。

左上の方にうっすらと見える建物がシエナ市街だそうです
キャンティ地方のワインの中でも産地など厳しく定められた条件を満たした特別なものは「キャンティ・クラシコ」を名乗ることができます。このキャンティ・クラシコのシンボルとなっているのがガッロ・ネーロ(黒い雄鶏)。このマークの由来に深く関わっているのがこのワイナリーのある土地なのだそうです。
時は中世。イタリアの各都市がそれぞれ別々の国だった頃、隣国同士だったフィレンツェとシエナは領土を争っていました。あるとき、2つの町はこんな取り決めをします。「それぞれの町の騎士が一番鶏が鳴くと同時にスタートして相手の町を目指し、2人が出会ったところを領土の境界線とする」。そこでフィレンツェ側は一計を案じました。用意した黒い雄鶏にわざと餌を与えず、お腹をすかせるようにしておいたのです。果たしてフィレンツェの雄鶏は夜明け前に空腹に耐え切れず鳴き始めました。おかげでフィレンツェの騎士はシエナの騎士を大きくリードし、なんと2人が出会ったのは町並みが向こうに見えるほどシエナに近い、このワイナリーが立つ土地だったとか。このエピソードが元になり、キャンティ地方では現在、黒い雄鶏を最上級のワインのシンボルとして使っているわけです。

シエナとフィレンツェを結ぶ街道沿いにあります

ワイナリーの中には古代ローマ時代からあるという古い街道が走っていました。もしかしたら、シエナの騎士はこのへんの石畳の上で地団駄踏んで悔しがったかも・・・。
ワイナリーでは貯蔵庫も見学してきました。案内してくださった方いわく、「昔はとにかくたくさんつくることが重要だったが、今は量は少なくても品質の良いものをつくることにこだわっています」とのこと。それに合わせて使用している樽も大きさを変えたりしているそうです。500年以上続くところでも、時代に合わせてスタイルを変えているのだなあと感心。

見学用コースにあった樽
さて、いよいよ試飲です。イタリアには、サン・ジョヴェーゼなど長い歴史を持つイタリア独特の品種のブドウがたくさんあります。それだけでなくカベルネ・ソーヴィニョンとかメルローといった、フランスワインでおなじみの品種も栽培されており、さまざまな個性を持つワインが生み出されているそうです。私も、ワインに詳しい同僚の隣に座ってみようみまねでテイスティング。じっくり見て、香りを感じて、味わうと、同じワイナリーでつくられたと言ってもそれぞれのワインがとても個性的なものに感じられます。

個性豊かなワインのテイスティングは楽しいですね
長い伝統と新しい取り組み。イタリアワインは相反することを両立させて、まだ進化を続けているんだなあと感じた、ワイナリーでの時間でした。
ブドウといえば、ブドウの収穫の時期によくつくられる、こんなお菓子があります。


スキャッチャータ・コン・ウーヴァといいます。スキャッチャータというのはフォカッチャを潰したもの。ウーヴァはブドウのこと(コンは英語で言えばwithに当たります)。生地の中にブドウがたーっぷりつまったものなんです。

こんな感じのブドウでつくるそうです。
材料もパン生地に砂糖、ブドウ、オリーブオイルなどと、いたってシンプル。でも、しっとりとした食感とブドウのおいしさを存分に楽しめる伝統菓子です。ブドウの産地らしい、そして旬の味覚に恵まれたトスカーナらしいお菓子ですね。
2007年10月19日
錦秋に華を添えるパウンドケーキ
この1週間ほどで、北海道はすっかり秋らしくなってきました。ロイズふと美工場から車で5分ほどのところにあるロイズあいの里公園店のまわりは、石狩川やその支流の茨戸川が流れ、お店の名前の由来にもなっているあいの里公園という大きな公園があり、とても緑豊か。その緑が次第に色づき始めています。

あいの里公園にはトンネウス沼という沼を中心に、たくさんの木々が立ち並んでいます
北海道では紅葉の時期になると職場や友人同士で「観楓会(かんぷうかい)」という催しをしたりします。本来の趣旨は紅葉を愛でながら、皆で杯を酌み交わし、親交を深める・・・というものですが、ものすごーく簡単に言うと、みんなで宴会をすることです。聞いたところによると、北海道は本州でお馴染みのソメイヨシノが少なく、春のお花見が盛んでないので、代わりに秋になると宴会をするようになったのだとか。
考えてみたら、秋は美味しいものがたくさんあるシーズン。まして北海道の秋といえば山からも海からもおいしいものがどんどん集まってくる季節ですから、この時期に「観楓会」をするのもある意味、理にかなっているのかも?
実際の観楓会はほとんどの場合、紅葉が無くても成り立つのですが(これは道外の花見と同様)、でもきれいな紅葉を眺めながらお酒を飲むのはいかにも風情があってよろしいかと思います。ロイズには、そんな風流な席にもぴったりなお菓子がたくさんありますが、中でも私がおすすめしたいのが「ロイズ 大吟醸パウンドケーキ」です。

ロイズの日本酒「大吟醸 太美」の酒粕をたっぷり使った生地はしっとりしていてきめ細やか。甘さもとても優しく、品の良い大吟醸酒の香りが余韻を残します。洋菓子に和の美味しさをプラスした、大人なお菓子です。紅葉のシーズンにもぴったりだと思いませんか?
「ロイズ 大吟醸パウンドケーキ」は期間・数量限定となっております。お買い求めはロイズのe-shopからぜひお早めに!
2007年10月17日
フィレンツェ探訪 第9回 「百塔の町」サン・ジミニャーノ
ずっと前、たぶん学生時代だったと思いますが、夜中にテレビでやっていたイタリアの番組を見て感動したことが何度かありました。今でも鮮烈に覚えているのがシエナで行われる「パリオ」という競馬のお祭り。なにしろ、ほとんど“暴れ馬”に近い馬に猛者ぞろいの騎手が乗り、町の中の狭い広場を猛スピードで駆け抜けるという、すごい祭りだったからです。それからもう1つが町中にたくさんの塔がそびえるサン・ジミニャーノという町のこと。狭い中世の町並みの中に何本もの塔が建っている、不思議な景観の町なのです。今回、そのサン・ジミニャーノを訪れることができました。

サン・ジミニャーノの歴史地区はフィレンツェ中心部同様、世界遺産に登録されています。町は城壁で囲まれており、フィレンツェと違ってその城壁もしっかり残っています。街並みも建物の屋根にテレビアンテナがついていること以外はほとんど昔のままで、ある意味フィレンツェ以上に時間を超えて中世にやってきたような気分になるところでした。

イタリアの2ユーロに肖像が描かれているあのダンテも、サン・ジミニャーノにフィレンツェの大使としてやってきたことがあるそうです。
この町では13世紀、町の貴族たちは教皇派と皇帝派の2派に分かれて争っていました。その中で一番の権力を握ったものは高い高い塔を建てました。塔は権力の象徴とされており、彼らは競ってより高い塔を建てようとしたのです。最盛期には狭い町の中に70以上の塔があったと伝えられています。長い歴史の中で多くの塔は失われてしまいましたが、今現在も14の塔が残っています。

その中でも、市庁舎として使われていたポポロ宮殿にある塔は最も高い高さ54mを誇ります。観光客が立ち入ることができるのはこの塔だけなので、せっかくですから上まで上ってみました。

塔の中身はがらんどうに近くて、まるで巨大なサイロの中を上っているようです。部屋も何もなく、本当に「高くするだけのために作った塔」という感じでした。その中に、非常階段のように下がメッシュになった鉄製の階段が取り付けられています。足下を見ると何十メートル下が透けて見えるので、けっこう怖いです。屋上に出るところだけはハシゴになっています。長い階段を上ってきて疲れたのか、ドイツ語を話す年配の方のグループがはしごの近くで休んでいて、道を譲ってくれました。
屋上に出て感動しました。小さなサン・ジミニャーノの町の赤い屋根が、眼下に円形に広がっています。そしてその向こうには豊かなトスカーナの緑の大地がはるか彼方まで広がっているのです。そのコントラストが鮮やかで、言葉が出ませんでした。

反対側に回ると隣の塔がすぐそこに見えます。塔の屋根では鳥たちが羽を休ませていました。

赤い屋根の下にある街路も上から見るとわずかに蛇行していて、城壁に囲まれた石造りの建物が密集したこの町が、不思議と人工的なものに見えなかったのでした。

この町には、世界チャンピオンに輝いたジェラート屋さんがあります。イタリアでジェラートを食べると、どこへ行っても美味しいんですが、やっぱり世界チャンピオンの店のものも美味しかったです。しかも、親切なことにメニュー表は全部日本語訳付き。

カップやコーンを大きさ別に選ぶこともできます。私は2ユーロのカップに2種類のフレーバーを入れて食べたのですが、どちらも素晴らしい!あまりに気に入ったので、帰りがけにもう一度2ユーロのカップで別なフレーバーを試してみてしまったのでした。
2007年10月15日
アーモンド入り板チョコレートの奥深さ
ご好評をいただいておりますロイズ イタリアンフェア。フェアのために用意した限定のお菓子はいずれもイタリア産食材の豊富さ、質の高さを味わっていただけるようなものばかりです。今回、ご紹介する「ロイズ タヴォレッタ チョッコラート」もそのひとつ。「タヴォレッタ」とは「小さい板状のもの」を表します。つまり、板チョコレートということですね。
板チョコレートと一口に言っても、チョコレートだけのものもあれば、いろんな素材を中に散りばめたものもあります。たとえば、ロイズの板チョコレートにも[ミルク]や[ブラック]もあれば[ラムレーズン]などもあるように。「ロイズ タヴォレッタ チョッコラート」の中には、アーモンドが入っています。
ロイズの板チョコレートを召し上がったことのある人の中には「あれ?いつもの板チョコにも[アーモンド入り]がなかったっけ?」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。たしかに板チョコレートには[アーモンド入り]がありまして、こちらもアーモンドの香ばしさとチョコレートのまろやかなおいしさがよく合うんです。じゃあ、この2つはどう違うのかというと、レギュラーの「板チョコレート[アーモンド入り]」は米国カリフォルニア産のアーモンドを、「ロイズ タヴォレッタ チョッコラート」にはイタリア・シチリア産のアーモンドを使っているんです。
食べ比べてみると、違いがよりはっきりしてきます。大粒のカリフォルニア産アーモンドが入ったレギュラーの板チョコレートは、アーモンドの香ばしさとチョコレートの甘さがそれぞれ主張しあいながらもバランスよく、どんどん広がっていくようなタイプなのに対して、タヴォレッタ チョッコラートは、シチリア産アーモンドの穏やかなビター感、香ばしさがじわじわと現れ、口当たりのやわらかなチョコレートの味と一体化していくようなタイプ。まさに動と静。同じ「チョコレート+アーモンド」で、ここまでキャラが違うなんて、と驚くような違いを楽しむことができます。
現在は遠く離れた北アメリカ大陸と地中海沿岸が主産地になっているアーモンド。そういえばアーモンドの原産地ってどこなんだろう?と思って調べてみたら、西アジア地方だとされているそうです。長い歴史を経てそれぞれの土地で育ったアーモンドには、それぞれ個性豊かなおいしさが備わっているんですね。
2007年10月12日
フィレンツェ探訪 第8回 ヴェッキオ宮殿
フィレンツェ中心部のシニョーリア広場には、ヴェッキオ宮殿という建物があります。かつて、フィレンツェ市の庁舎として14世紀に建てられました。なんと、この建物は今でもフィレンツェの市庁舎として使われているのだそうです!ポンテ・ヴェッキオのところでお話した「ヴァザーリの回廊」は、このヴェッキオ宮殿から約1キロ先のピッティ宮殿までつながっています。

遠くからも見える高さ94mの塔が目印

宮殿があるのはフィレンツェの政治・社会の中心地・シニョーリア広場

大変重厚感のある建物です。
この建物には「五百人の広間」という大会議室があり、ヴァザーリの回廊を設計したジョルジョ・ヴァザーリの壁画が描かれているのですが、ここは当初の計画では一方の壁にレオナルド・ダ・ヴィンチが、反対側の壁にミケランジェロが壁画を描く予定でした。結局、2人とも制作途中でフィレンツェからは離れなければならなくなり、未完に終わってしまったのですが、もし完成していたらどんな絵になっていたんでしょうね。
その代わりというわけでもないんでしょうが、ヴェッキオ宮殿の外壁にはミケランジェロ作と言われている落書きならぬ「落彫り」が残っています。

これがミケランジェロ作と言われる顔
ヴェッキオ宮殿の近くにいたミケランジェロが、広場を行く1人の男を見て創作意欲をかきたてられ、誰にも気づかれないよう後ろ手にヴェッキオ宮殿の壁に彫ったのがこの顔だという伝説があるそうです。フィレンツェでは立派な美術館に収められた作品だけでなく、観光客が絶えず往来するところにある、こんなところにも巨匠の面影が残ります。ルネサンスを代表する偉人が、まるでさっきまですぐそこにいたかのような錯覚さえ感じさせるところが、フィレンツェのすごいところですね。
ちなみに、社会科の教科書でもおなじみのミケランジェロ作「ダビデ像」は、フィレンツェのアカデミア博物館に収蔵されています。もともと、この像はヴェッキオ宮殿の入り口脇に置かれていたのですが、現在はもとあった位置にレプリカが置かれています。

1910年に置かれたレプリカのダビデ像
2007年10月10日
ピスタチオたっぷりの板チョコレート
世の中には「クセになる味」というものがいろいろありますが、私にとってはピスタチオがその代表みたいなものです。なにしろプロ野球のナイター中継なんかを見ながらピスタチオを食べていると、山盛りだった器がいつの間にか空っぽになってますからね。お酒の肴にしてもいいですし、お菓子の材料にしても美味しいですし、別名「ナッツの女王」と言われるのもよく分かるというものです。
ただいま開催している「ロイズ イタリアンフェア」のお菓子の中には、シチリア産のピスタチオの実をまるごと散りばめた板チョコレートがあります。「ロイズ ピスタッキオ チョッコラート」がそれ。「ピスタッキオ」は、イタリア語でピスタチオという意味です。

ピスタチオの味って、「じわーっ」と広がる感じだと思うんですが、その「じわーっ」とチョコレートの甘さが実によく合うんです。かめばかむほど2つの味が馴染んでいって、これはもうピスタチオ好きな方にはたまらないおいしさですよ。
イタリアンフェアのお菓子の包装は、それぞれ別々な色になっていますが、この「ロイズ ピスタッキオ チョッコラート」の包装紙はピスタチオらしいグリーン!イタリア国旗のイメージもあって、特にイタリアらしいと個人的に思っています。余談ですが、イタリアの国旗の三色の色は白が雪、赤が愛国の熱血、そして緑が美しい国土を表しているそうです。「ロイズ ピスタッキオ チョコラート」のグリーンは、豊かな自然の恩恵を受けて育ったピスタチオにぴったりな色だと思いませんか?
2007年10月09日
フィレンツェ探訪 第7回 サン・ロレンツォ中央市場
フィレンツェはイタリア中部・トスカーナ州の州都です。トスカーナ地方は豊かな農業地帯を抱え、食べ物の非常においしい地方としても知られています。
そんなフィレンツェの台所とでも呼ぶべき場所がサン・ロレンツォ中央市場。この建物は、ミラノのドゥオーモ広場とスカラ座の間を結ぶヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアで知られる建築家・ジュゼッペ・メンゴーニの手によるものです。

ものすごく大きな建物です
2階建ての大きな市場の1階部分には肉やチーズ、魚などを売るお店が並び、2階には野菜がたくさん並んでいます。まずは1階部分を探検してみました。
肉屋さんは豪快に商品を天井から吊るして販売。
「ペコリーノチーズ キロ12.9ユーロ」
魚もたくさんありました。この後、ウツボらしきものも見つけてびっくり
見ているだけでもとてもおいしそう!日本だと「100グラムあたり何円」ですが、ここでは「1キロあたり何ユーロ」で値段がつけられています。珍しいものを探してウロウロしていると、不意に「何かお探しですか?」と日本語で話し掛けられました。場所柄もあって観光客の姿がとても多いところなので、お店には日本人のスタッフの方がいらっしゃるところも珍しくありません。
2階には野菜がたくさんありました。イタリア料理でもお馴染みのナスやトマトのほか、リンゴ(「FUJI」もありました)などの果物も豊富。そしてイタリアでよく使われるキノコのポルチーニもたくさん売られていました。ポルチーニもトマトも、生のものだけでなく乾燥させたものがたくさんありましたよ。
立派なナスです
リンゴも種類が豊富
お客さんとお店の人の威勢のいい掛け合いが高い天井に響きます
ちょっとお腹が空いたので、市場の中にある「ネルボーネ」という食堂に行ってみました。ここはなんと創業1872年(!)という老舗。観光客の方も、地元の人も大勢集まってきます。
こちらがネルボーネ
メニューらしきものを見つけられず、右往左往していたら、隣にいたイタリア人の青年が自分の食べているパニーノを指差して「これが美味いぞ」と教えてくれました。「それ、なんていう名前ですか?」と聞くと、「パニーノ・ランプレドットだよ」とのこと。さっそく、お店のおじさんに「僕にもこれをください!」と注文してみました。
いわゆる牛のホルモンらしいことは分かったのですが、肝心のランプレドットというのが何なのか分からないまま、食べてみました。塩味ベースのシンプルな味付けなんですが、これが意外とあっさりしていて美味しかったです。後で調べたら、牛の4つある胃袋のうち4番目の胃に当たる部分で、焼肉店風にいうと「ギアラ」にあたるそうです。
ちなみに、市場の周りは土産物のTシャツやら革製品やら絵葉書などを売る屋台が立ち並び、ちょうど上野のアメ横を思い出させるような活気がありました。
お店の人たちもとても気さくでした
この屋台の中にも「ホルモン」のパニーノを出しているところがありまして、こっちもかなりの人気でしたよ!
こちらは屋台のパニーノ
2007年10月05日
フィレンツェ探訪 第6回 ミケランジェロ広場
ある日の夕方、市内を一望できるミケランジェロ広場を目指して、せっかくだから歩いて行ってみようということになりました。市内中心部からは小一時間ほどの距離です。
ミケランジェロ広場は町外れの小高い丘の上にあります。うっそうと茂る林の向こうから、次第にフィレンツェの街並みが見えてきました。

フィレンツェの町並み

ミケランジェロ広場から見たドゥオーモ
ドゥオーモはあまりに大きすぎて、近くからでは全体像が見えなかったのですが、ここからならクーポラ(ドーム)の雰囲気も、何もかもが見えてきます。そして、徐々に日が傾き、アルノ川に夕陽が映し出されはじめました。

夕方のミケランジェロ広場は、見下ろす町の色が刻一刻とうつり変わり、とてもきれいでした!
ところで、フィレンツェはその昔、外敵からの守りを固めるために町全体を城壁で囲んでいたのですが、現在はその城壁のほとんどが取り払われ、旧市街を一周する環状道路に姿を変えています。その城壁の数少ない名残の一つがこのミケランジェロ広場の下にあります。

サン・ニッコロ門と言って、1324年にフィレンツェの城壁の一部として築かれた門です。フィレンツェの城門の中では新しい方で、建造当初の高さを保っているのはこれだけだということで、近くに行くと見上げる高さです。この門は夕方になるとライトアップされ、とても風情のある姿を見せてくれました。


2007年10月04日
子どものまち「ミニさっぽろ」を見てきました
先日、札幌市内で「子どものまちミニさっぽろ」というイベントが開かれました。このイベントは子どもだけの仮想の町をつくり、子どもたちがその中で働いて、仮想の町の中だけで使える「お金」をお給料としてもらって、そのお金でお菓子を食べたり遊んだりできるというものです。ロイズもこのイベントにご協力させていただきましたので、当日、会場にお邪魔してまいりました。

ミニさっぽろ
子どもたちはまず、「市役所」で住民登録をします。町の中にはスタッフの方以外、大人が入ることはできません。その後、「ハローワーク」でお仕事を探し、働いた分だけ「お金」をもらうことができます。お仕事の種類が多いのにまたビックリ。

役所関係の仕事や

写真スタジオ

イベント会社

銀行など
会場内の清掃も選べる仕事の一つ。みんな、一生懸命働いていたので会場内で出たゴミはきれいに分別回収されていましたよ。
ロイズのお菓子はお菓子屋さんが販売していました。「ロイズキッズスマイルチョコレート[ミルク]」と「ロイズキッズ チョコレートウエハース[いちごクリーム]」の2種類です。みんな「美味しいチョコレートでーす」と大きな声で頑張っていました!

みなさん、一生懸命頑張っていて素晴らしかったです!!
働いた「お金」をどう使うかも自分次第。銀行で定期預金して利息をもらったりもできますし、なんと、「税金」だって収めないといけないんですよ。
一生懸命汗を流して働いて「お金」をもらうのって、貴重な体験ですよね。私は子どものころ、働くということがピンときていなかったので、こういうイベントがあっていいなあと、うらやましく思いました。
2007年10月03日
ジャンドゥーヤのクリームでつくる飲み物
ロイズ イタリアンフェアの商品の中でも、私の大のお気に入りの一つが「ロイズクレーマジャンドゥーヤ」です。「クレーマジャンドゥーヤ」は英語風にいうと「ジャンドゥーヤクリーム」。イタリア産ヘーゼルナッツを使っているクリームです。

パンやクラッカーに塗ると、なめらかな食感と豊かな香りを楽しんでいただけます。ジャンドゥーヤ好きな私はパンを食べるときに使っていますが、もう食べ出すと止まりません。ヘーゼルナッツの風味はコーヒーとの相性も良いので、朝食にぜひおすすめしたいですね。
コーヒーとの相性のよさ、というところからもう一つおすすめなのが、コーヒー(できればしかもエスプレッソ)に溶かして飲む方法です。ヘーゼルナッツペーストをたっぷり使ったチョコレート「ジャンドゥーヤ」発祥の地であるトリノでは、こういうジャンドゥーヤクリームやチョコレートをエスプレッソに溶かした飲み物が伝統的に大人気です。「アル・ビチェリン」という老舗カフェ発祥の「ビチェリン」が有名ですが、そのビチェリンもお店によって個性がありますし、ビチェリンという名前ではなくても独自の飲み方をしているところがあって、トリノ市民だって全部飲み尽くすことができないんじゃないかと思うほどでした。

元祖「アル・ビチェリン」のビチェリン

ほかのお店では、オリジナルのジャンドゥーヤクリームとコーヒーで飲み物をつくっていました
この「ロイズクレーマジャンドゥーヤ」を使えば、ご家庭で簡単にトリノ風のジャンドゥーヤ入りコーヒーをつくることができます。コツはエスプレッソを使うことと、ゆっくり、少しずつロイズクレーマジャンドゥーヤを溶かしいれていくこと。コーヒーとジャンドゥーヤの香りや味がブレンドされ、とても美味しいので、ぜひお試しください!
2007年10月01日
リンゴの季節にぴったりな生チョコレート
北海道は、山の方から紅葉の便りが届く季節になりました。ロイズのふと美工場がある石狩郡当別町でも、さまざまな作物が収穫のシーズンです。秋は旬の食べ物がたくさんあって、何を食べても美味しいですよね。私は中でもリンゴが好きなので、秋になって店先に新鮮なリンゴが並ぶのが楽しみです。
リンゴといえば青森や長野が有名ですが、北海道にもリンゴの栽培がさかんな土地があります。小樽の近く、積丹半島の付け根部分に当たる、余市町や仁木町の周辺は古くからりんご栽培が行われてきたそうです。
実は、かつては札幌にもあちこちにりんご園が広がっていたそうです。東北帝大農科大学(現北海道大学)の講師として札幌に住んでいた作家・有島武郎の「生まれ出づる悩み」の中に、当時有島が住んでいた白石区菊水1条1丁目の貸家について「大きな林檎園の中に建ててあつた」という描写があります。その後100年近く経った今、貸家があったあたりはすっかり開発が進み、りんご園の面影は全くありません。
北海道日本ハムファイターズの本拠地・札幌ドームがある現在の豊平区一帯にもリンゴ園が広がっていました。そのため、豊平区の区章はリンゴをモチーフにしています。現在、豊平区は住宅や商店が建ち並ぶ市街地となっていてりんご園はほとんど残っていませんが、豊平区中心部を通る「環状通り」では中央分離帯の街路樹としてリンゴが植えられています。地元の住民の皆さんが一生懸命世話をされているので、驚くことにこのリンゴは毎年ちゃんと実をつけるんですよ。

さまざまな品種のリンゴが植えられています

見事な実をつけるんですよ
さて、リンゴの季節にぴったりなのが10月の限定生チョコレート[カルヴァドス]です。上質なリンゴのブランデー「カルヴァドス」を使った生チョコレートです。カルヴァドスはなんといっても香りが特長。もちろん、チョコレートとの相性も良くなるようにしていますので、一粒食べるとカルヴァドスとチョコレートの競演を思う存分楽しんでいただけます!

秋らしさをめいっぱい感じていただける生チョコレート[カルヴァドス]は10月だけの期間限定です。数に限りがありますので、お買い求めはぜひお早めに!


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