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2007年09月07日
フィレンツェ探訪 第2回 フィレンツェのドゥオーモ<前>
イタリアの町にはそれぞれの町にとっていちばん重要な教会があり、「ドゥオーモ」(duomo)と呼ばれます。フィレンツェは歴史ある町らしく、とてもたくさんの立派な教会があるのですが、その中でもやはりドゥオーモは町のシンボルとして日本でも有名です。
正式な名前は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」といいます。日本語訳すると「花の聖母マリア大聖堂」。白い大理石でつくられた外壁と、大きなクーポラ(ドーム)が特徴です。
フィレンツェのドゥオーモは1296年に着工し、100年以上かけてつくられました。大聖堂の周りにはジョットの鐘楼と呼ばれる塔と、サン・ジョヴァンニ洗礼堂という建物があります。ジョットはルネサンスのさきがけとなった画家で、建築家としてもとても優れた人だったため、鐘楼の建築に携わったそうです。また、サン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉はギベルティという彫刻家によって作られましたが、あまりに素晴らしい出来栄えだったために、ミケランジェロが「天国の門」と呼んだことで知られています。
そしてドゥオーモの特徴である大きなクーポラは、そのギベルティと洗礼堂の扉の製作者を決めるコンクールで争い、惜しくも敗れたブルネレスキという人の作品。当時の技術力では高く、巨大なクーポラをかけるのは不可能とまで言われていたそうですが、ブルネレスキは独創的なアイデアを考え出し、同じくギベルティらと争ったクーポラの設計を勝ち取り、扉のコンクールの雪辱を果たしたのだそうです。彼らがしのぎを削ったコンクールは、ルネサンスの始まりを象徴する出来事として語られています。
さすがに、ドゥオーモ周辺は観光客でごった返していました。ちなみに、サン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の門」はレプリカです。ギベルティが作った本物の「天国の門」と、ドゥオーモから取り外された外壁の装飾などは、風雨による劣化を防ぐためにドゥオーモの裏手にある大聖堂付属博物館に収蔵されています。こちらも必見!
これが本物のギベルティの作品
ちなみに、大聖堂付属博物館には、ミケランジェロ作の「ピエタ」像のうちの一つも展示されています。
さて、ミラノを訪問したときにはドゥオーモの上に上ってきたのですが、フィレンツェのドゥオーモもクーポラの上まで上がることができます。もちろん、今回も上まで行ってきたのですが・・・。その様子はまた次回のお楽しみに。
投稿者 royce : 2007年09月07日 18:14
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