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2007年03月12日

札幌でレディースコンチネンタルカップ

3月9日と10日、札幌市の宮の森シャンツェ(K点90m、HS100m)で、札幌では初開催となるスキージャンプのレディースコンチネンタルカップが開催されました。女子ジャンプでは事実上、現在のところ世界最高峰の大会です。国内では昨年から山形県で行われていますが、今年は札幌でも開催されました。

ロイズスキー部の山田いずみ選手、渡瀬あゆみ選手は海外遠征の前から少し調子を落とし気味でしたが、飛びなれた地元のジャンプ台で海外勢に意地を見せたいところです。初日の9日は夕方、照明が点灯される中で行われましたが、山田選手は7位、渡瀬選手が8位でこれに続き、10日の2戦目に挑みました。

1本目、山田選手は85.5mを飛び、表彰台を狙える好位置につけます。一方、渡瀬選手は80.5mにとどまりました。

山田いずみ
山田選手の1本目

そして2本目。1本目で各選手が思ったより距離を伸ばせなかったこともあり、1本目よりスタートゲートの位置が高くなり、しかも良い向かい風が吹き始めました。両選手にとっては逆転のチャンスです。2本目は1本目で下位の選手から1位の選手に向かって成績の逆の順番で飛ぶことになるので、渡瀬選手が先にスタートゲートに入りました。

65m付近のところにある撮影用のスペースに登っていた私が「あ、いい風が来てる」と感じたまさにそのとき、コーチ席にいた監督からスタートの合図が出ました。1本目とは明らかに違う浮力を感じさせるジャンプで、渡瀬選手はK点を飛び越えて着地。92.5mのジャンプで会場を沸かせました。

渡瀬あゆみ
渡瀬選手の2本目


このいい風はその後しばらく続きました。山田選手の前に飛んだ下川小6年の伊藤有希選手は、絶好の向かい風を見事にとらえて95mの大ジャンプを見せました。これには観客はもとより他国の選手・コーチ陣からも驚きの声が上がります。これ以上ない好条件。山田選手にも表彰台の期待がかかりました。

ところが、無情にも山田選手がゲートに入るや風がおさまってしまいました。山田選手はそれでも88mとK点付近まで距離を伸ばしましたが結果は7位。あと一歩のところで入賞を逃してしまいました。


両選手とも表彰台を目指して頑張ってきただけに悔しさの残る結果でしたが、風の変化にきちんと対応してベストを尽くした山田選手も、2本目でチャンスをしっかりものにした渡瀬選手も、今後につながるいいジャンプだったと思います。
 

また、翌11日には札幌の大倉山シャンツェ(K点120m、HS134m)で宮様スキー大会のラージヒルの競技が行われましたが、強風のため1本で競技を終了しました。山田選手は88mで4位、渡瀬選手は83.5mを飛び8位という結果でした。

この試合で今季の女子ジャンプは全ての日程を終了しました。今シーズンもロイズスキー部女子ジャンプの2選手へのご声援、ありがとうございました!


 
追記:ニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、伊藤選手は10日の大会、3位で表彰台に立ち、しかも当日の最長不倒距離(一番遠くまで飛んだ選手)賞まで手にしました。12歳はジャンプのレディースコンチネンタルカップの表彰台最年少記録になるとのことで、海外の強豪選手たちもビックリした様子で伊藤選手を祝福していましたよ。

投稿者 royce : 2007年03月12日 10:10

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