2006年11月17日
トリノ再び
先日、ロイズのスタッフがイタリア・トリノを訪問しました。昨年私が訪問した時は地下鉄の建設や広場の改修工事が急ピッチで行われ、町中穴ぼこだらけ。それを眺めながら「もうすぐオリンピックだもんなあ。きっと、オリンピックのころにはきれいになってるんだろうなあ」と思ったものです。あれから1年。トリノ五輪も無事に終わり、平穏が戻ったトリノの現在の様子です。

フィリベルト・エマヌエーレ公の銅像があるサンカルロ広場。昨年は広場全体が改修中で、中に入れなかったのです。広場の周りはアーケードになっており、お店が広場をぐるりと1周しているのですが、向かいに見えるお店に行くのにもとても遠回りをしなければならなかったんですよ。今は広場を横切ることができるのでとても便利だったそうです。
もっとも、街中ではいまだにあちこちで工事が行われていたそうですが。聞いたところによると、トリノ五輪を目指して建設したはずの地下鉄も、市内中心部と競技場周辺の間の区間は五輪に間に合わなかったそうで、今でも工事中だとか・・・。まあ、それでもしょうがないか、と思わせてしまうのがイタリアなのかもしれません。
さて、トリノには世界遺産になっているサヴォイア家の宮殿群をはじめ、数多くの有名な建物がありますが、実はいちばん有名なのはこれかもしれません。

モーレ・アントネッリアーナ
ユダヤ教の礼拝堂として1863年につくられたこの建物、高さは約167m。近世の面影がそのまま残るトリノ中心街ではひときわ高いので、ちょっと視界が開けたところならば町中のいろんなところから見ることができます。現在は映画博物館になっていて、かつては今で言うハリウッドのような存在だった「映画の都・トリノ」の趣を現在に伝えています。

町歩きの目印にもなります
そういえば、ヨーロッパの共通通貨・ユーロには8種類の硬貨がありますが、片面のデザインは加盟国それぞれでデザインが違っています。イタリア版2セント(1ユーロは100セント)硬貨はこのモーレ・アントネッリアーナがデザインされているんですよ。

ちなみに、ほとんどの国は3種類ぐらいのデザインを8種の硬貨に振り分けているんですが、イタリアはさすが歴史と文化の国と言うべきか、イタリアの歴史的建造物や芸術家の作品を並べて8種類全部違うデザインにしています。モーレ・アントネッリアーナ以外のデザインもそうそうたるものばかり。主なものを挙げると、5セント:ローマのコロッセオ、10セント:ボッティチェリの「ビーナスの誕生」、1ユーロ:レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトゥルウィウス的人体図」(ダ・ヴィンチ・コードでも有名)などなど。いわば「イタリアを代表する8つの図案」の一つに選ばれるなんて、やっぱりすごい建物なんですね。
投稿者 royce : 2006年11月17日 16:47
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