HOME > きょうのチョコレート工場 > 日本シリーズ第5戦を見てきました
2006年10月27日
日本シリーズ第5戦を見てきました
今年の北海道は、日本シリーズでたいへん盛り上がりました。工藤家では名古屋出身の妻が中日を応援していますので、北海道日本ハムファイターズ対中日ドラゴンズというカードになった今年の日本シリーズはますます盛り上がりました。実は私、仕事でも名古屋の方々には大変お世話になっております。名古屋で開催される北海道物産展には毎年、大勢のお客様がいらっしゃいます。また、ロイズでは世界各国のチョコレートラベルを集めた「森部コレクション」を所蔵しておりますが、このコレクションを集められた故・森部一雄先生は名古屋でお医者様をされていた方なんです。
しかも、私事ですが妻の実家に遊びに行った時にはナゴヤドームで「燃えよドラゴンズ」を歌ったこともあありました。と、いうわけで今年の日本シリーズでは非常に複雑な心境を抱えながら、それでもやっぱり地元のチームを応援しました。
本当にラッキーなことに、昨日の第5戦のチケットを手に入れて、札幌ドームに応援に行くことができたので、ご報告したいと思います。

盛り上がる応援団
昨日は仕事の後に駆けつけたのですが、到着したのは四回表。0-0の同点でしたが、粘投していた日本ハムの先発・ダルビッシュ投手が2アウト満塁の大ピンチに立たされていました。ここでドラゴンズ荒木選手の強烈な打球にファーストの小笠原選手が飛びつき、内野で食い止めます。しかし、この内野安打でドラゴンズが1点を先制。ドラゴンズの先発が絶対的な安定感を誇るエースの川上投手だということを考えると痛い失点です。
対するファイターズは五回、二塁打と送りバントで1アウト三塁のチャンスを迎えると、9番の金子選手が意表をつくスクイズ!

川上投手の気迫のフィールディングも及ばず、三塁から同点のランナーが生還!
これで同点に追いつき、ドラゴンズに向かっていた流れは完全にファイターズ寄りになりました。勢いづいたファイターズ打線は止まりません。六回にはセギノール選手がライトスタンドに2ランホームラン!

セギノール選手の2ランホームラン
ファイターズの勝利が近づくにつれ、スタンドを埋めた観客の注目は、日本シリーズを最後に現役を退く決意をしている新庄選手の打席に集まります。八回、新庄選手の前の打者の稲葉選手が、すっかり有名になった「稲葉ジャンプ」の応援を受ける中、別れを惜しむかのようなホームランを右中間に叩き込みました。そして、新庄選手がゆっくり打席に向かうさなか、それは起こりました。
この日の札幌ドームでは、“常連”の方が多い外野席の観客は攻撃中ずっと立ちっぱなしで応援していた一方、内野スタンドの観客は、みなさん席に座って応援していました。ところが、新庄選手の最後の打席を前に、4万人以上の観客が誰からともなく全員すっと席から立ち上がったのです。そして、みんなで声を合わせて大きな大きな新庄コール。試合後、新庄選手が語ったところによると、もう7回ぐらいから涙で目がかすんで見えなかったそうです。最後の打席に立った新庄選手が涙を流しているのを見て、ドラゴンズの谷繁捕手が「泣くな!真っ直ぐ(ストレート)を投げるから」と声を掛けていたとか。・・・谷繁さん、カッコよすぎますよ・・・。新庄選手も谷繁捕手の男気に応えるように、渾身のフルスイングで空振り三振。でも、今まであんなに感動的で幸せな三振は見たことがありません。スタンドからも大きな拍手が沸き起こりました。

現役最後の1球は、全力を尽くしての空振りでした
最終回。ファイターズは守護神マイケル中村投手が登板。ドラゴンズの選手を次々と打ち取っていきます。最後に代打アレックス選手をレフトフライに切って取り、試合終了!ファイターズの選手がマウンド上に駆け寄りました!夏の甲子園を連覇した駒大苫小牧高校がそうしていたように、全員で人差し指を天に突き上げ、日本一の実感に酔いしれる選手たち。スタンドの観客も、全国各地でパブリックビューイングやテレビ観戦していた人たちも、みんなが喜びを爆発させた瞬間でした。

仁王立ちしてバンザイするマイケル投手にみんなが駆け寄りました
しかし、外野の森本稀哲選手と新庄選手が戻ってきません。感極まった新庄選手がセンターの守備位置で動けなくなっていたのです。それを見た選手たちが、稲葉選手を先頭に、センターに駆け出しました。そして、普通ならマウンドの近くでするはずの胴上げが、センターの位置で始まりました。プレーオフの時「日本一になってツーさん(新庄選手)を胴上げしたい」と小笠原選手が話していた通り、最初に胴上げされたのは、新庄選手でした。

慣れ親しんだセンターの守備位置で、新庄選手が何度も宙を舞いました
表彰式の後、グラウンドを1周する選手たちに、再び大きな拍手が送られました。今年のファイターズを支えてきた若手選手たちは満面に笑みを浮かべながら。20年間、ファイターズ一筋で活躍してきた大ベテランの田中幸雄選手は大社前オーナーの遺影を胸に、何かをかみしめるような表情で。そして、新庄選手はスタンドの観客一人ひとりの表情を目に焼き付けるように、ゆっくり、ゆっくりと、スタンドに向かって頭を下げながら歩きました。
妻は「本当に、新庄にやられたね。あんなマンガみたいに出来すぎた展開になったらどうしようもないわ。・・・まあ、来年こそは中日が日本一になるから」と笑っていました。
セレモニーの後、帰路に着く観客たちの中で、誰からともなく「バンザイ!」の声が何度も沸き起こり、居合わせた人みんなで何度も何度も「バンザイ!」をくり返しました。「ファイターズを通じて、みんなの気持ちが一つになっている」。なんとも言えず、幸せなひと時でした。
投稿者 royce : 2006年10月27日 16:38
« 秋こそチョコレートを“飲み”ましょう! | HOME | 酒粕とパウンドケーキの意外な相性の良さ »
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://rb.e-royce.com/mt/trackbackroyceblog.cgi/782
このリストは、次のエントリーを参照しています: 日本シリーズ第5戦を見てきました:
» 4連勝で北海道日本ハムファイターズが日本一に from 田中幸雄
日本ハムを率いて4年目、トレイ・ヒルマン監督が、北海道に初めて日本一球団を誕生させた。ナゴヤドームでの初戦こそ落としたが、その後は4連勝。勝利監督インタビ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年11月08日 11:41
ブログの更新情報はこちら


