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2006年06月02日
カカオの産地を訪ねて 第5回 バナナと一緒
以前、ブログでカカオには日よけが必要なのでバナナなどを一緒に植えるというお話をしましたが、エクアドルでも農園にバナナを植えているところがたくさんありました。

大きなバナナの間にカカオの苗木を植えています
生育期のカカオは、熱帯の強烈な日差しが大の苦手です。そこで葉っぱの大きなバナナなどをカカオの苗の近くに植えて、日よけにしてあげるわけですね。このように日陰をつくる役割の木のことをシェードツリーといいます。バナナは根が横に広がりにくく、カカオの生育をじゃましないこともシェードツリーに適しているのだそうです。日本では甘くてフルーツとして食べられるバナナが主流ですが、エクアドルでは調理して食べる品種の栽培も盛んです。谷口によると、調理したバナナはイモのような食感で、ポテトチップのようにバナナを揚げたスナック菓子もたくさん売られているそうです。
バナナにはもう一つ、この用途に適した理由があります。日本では「桃栗三年柿八年」といいますが、カカオもまた、収穫するまでに2~3年かかる植物です。その間、農家の方にとってはカカオが収入源にならないので、植えてから1年たたないぐらいで収穫できるようになるバナナの実が貴重な農産物となるわけです。余談ですが、バナナを「広辞苑」で引いてみると、「バショウ科の多年草」と書いてありました。バナナって、ホントは木じゃなくて草だったんですねえ。
カカオが大きくなって日よけがなくても生きていけるようになると、バナナはそこでお役御免。伐採されてしまいます。こうしてバナナに守られながら、カカオは収穫のときを迎えるのです。
投稿者 royce : 2006年06月02日 13:02
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