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2006年05月22日

アステカのチョコレ-トの香り

先日、会社で珍しいチョコレートを食べる機会がありました。イタリアのメーカーのチョコレートなんですが、むかしアステカ帝国で行われていたのと似た工程でつくったものだそうです。一般的なチョコレートと違って表面に光沢がなくて、砂糖の結晶がそのまま残っているという、不思議な食感のチョコレートでした。

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割ってみると、断面も独特な感じ。

チョコレートの原材料・カカオは、もともと今でいう中南米が原産。記録が残っていないのではっきりとは分かりませんが、遺跡から出土した遺物の中にカカオの痕跡が残っていて、おそらく今から3000年以上前にはカカオを食用として用いられていたのではないかと言われています。当時はカカオ豆をすりつぶして、お湯に溶かして飲み物として飲んでいたそうです。砂糖じゃなくてスパイスを入れていたということですから、今の感覚で言うと、ドロドロとしていてまったく甘くないココアのようなものを飲む感覚でしょうか。

今から500年程前、大西洋を渡って中南米にやって来たスペイン人たちがヨーロッパにカカオを持ち帰ったのがきっかけで、ヨーロッパにもチョコレートが伝わりました。最初はスペインが独占していたチョコレートも、イタリアやフランスを経由してヨーロッパじゅうに広まっていきました。先日、工藤が訪れたイタリアのトリノなどは、領主がスペイン軍の将軍を務めていた関係もあって、いち早くチョコレートが伝わり、今日に続くチョコレートの都として繁栄していているんですね。

カカオは、ヨーロッパでも飲み物として使われていました。先日に引き続き池田理代子作品ネタですが、フランス革命勃発(1789年)前後を題材にした「ベルサイユのばら」には登場人物がカップに入った「ショコラ」を飲むシーンが何度も出てきます。アンドレが敵役にショコラを浴びせて一喝するシーンもありました。このころはまだ、チョコレートが飲み物として用いられていたわけです。

その後、19世紀に入るといくつもの技術が開発され、すりつぶしたココアを型に入れて固めて食べられるようにしたり、長時間練り上げて舌触りをなめらかにしたりできるようになり、今のようなチョコレートがつくられるようになりました。カカオって、何千年もの歴史がある食べ物ですが、その間ほとんどは飲み物として使われていて、食べ物になったのがここ150年かそこらの間の出来事だというのは、なんだか不思議な気がしませんか?

チョコレートの歴史については、ロイズe-shop内にもっとくわしいものがありますので、こちらからご覧ください!

投稿者 royce : 2006年05月22日 14:58

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