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2006年03月03日
イタリア探訪第9回 ミラノのドゥオモ①
ミラノ、というと現代のファッションの最先端というイメージがあります。ミラノコレクションが開催され、数々の流行を世界に発信。日本の雑誌の特集でも「ミラノのスタイル」なんていうキーワードがよく見出しになってますよね。

ミラノの風景
さて、世界の流行をリードするミラノは、一方で非常に歴史の古い街でもあります。「平凡社 世界大百科事典」によると、ミラノはもともと紀元前に建設された街で、かつては「Mediolanum(平野の中の町)」と呼ばれており、それが現在の名前の元になったそうです。世界史を勉強された方なら「ミラノ勅令」という言葉を聴いたことがあるかもしれません。それまでキリスト教を迫害していたローマ帝国が、一転して信仰の自由を認めた出来事ですが、これは西暦313年、ミラノで布告されたものです。
もともと、北イタリアの交通の要衝だったミラノは、古代ローマ帝国時代から商業が盛んな街でした。そして、現在もイタリアの商業の中心地として繁栄しているわけです。
現在、ミラノにはキリスト教に関連した数々の貴重な建築物がありますが、中でも有名なのは「ミラノのドゥオモ(大聖堂)」でしょう。1386年、時のミラノ領主の命によって着工し、完成するまでに500年もの歳月を要したという巨大な聖堂です。今回、ミラノを訪れるにあたってとても楽しみにしていた建物だったので、地下鉄の駅(駅名もそのまま「ドゥオモ駅」)から喜び勇んで地上に出たところ、
工事中ですかッ
残念です。よりによってファサード(正面)が工事中とは・・・。聞くところによると、建物の4面のうち、常にどこかが工事中-というぐらい頻繁に工事をしているとか。
気を取り直して中に入って見ました。日本人観光客が多く来るからでしょうか、入り口で持ち物チェックをしていた警備のおじさんたちはニコニコしながら「カバンノ中、見セテクダサーイ」と話しかけてきました。持ち物チェックを終えると「アリガトサーン」。やけにこなれた日本語ですが、誰が教えたんでしょう。

ドゥオモ内部
ものすごい高さの天井、そしてものすごい広さです。これでは確かに、500年ぐらいかけないと到底作れそうにありません。しかも、クレーンも何もない時代に、よくこれだけの建物を建てられたものですよね。
一番奥のステンドグラスもまた見事です。古いものは15世紀ごろにつくられたものだとか。

聖書の内容を分かりやすく、絵にして表現しているんですね。ちょうど差し込んできた太陽の光を受けたステンドグラスは、薄暗いドゥオモの中で、いっそう神々しく見えました。
実は、ドゥオモは屋上に上ることができるんです。屋上でもいろいろすごいものを見ることができたのですが・・・。その様子はまた次回お伝えします。
投稿者 royce : 2006年03月03日 15:26
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